未経験でも大丈夫!初心者でもできるタクシーの流し方テクニック

流しとは、街中を走りながら自分でお客さんを探すことです。他の営業方法である「付け待ち」や「無線配車」と違い、流しは実力の差がかなり出る営業となります。そのため、流しが苦手な初心者のタクシードライバーの売り上げは、数々の流しテクニックを持つトップドライバーと比べてガクンと落ちてしまうことになるのです。歩合制が主流のタクシードライバーにとって、働いてもお客さんが見つけられない、全然売り上げが伸びないのは死活問題となります。しかし、タクシードライバーは勉強熱心で向上心あふれるその姿勢があれば誰でも良い成績があげられますし、コツさえつかめば流し営業が楽しくて仕方なくなるでしょう。初心者でもできるタクシーの流しテクニックを3つ紹介します。

左側を走る
流し方のテクニックに、「左車線を走る」というものがあります。左車線を走ることで、歩道を歩くお客さんがタクシーを捕まえやすくなるだけでなく、ドライバーもお客さんを見つけやすくなるでしょう。右側車線からいきなり左車線へ移動すると、事故や違反の原因となります。そのような観点からも、初心者の方は左車線に常にいるということを念頭に置いて、立ち回るようにしましょう。

信号の先頭で止まるように意識する
信号の先頭で待っていれば空車の文字が見やすいだけでなく、横断歩道を渡ってきたお客さんを捕まえやすいです。「お客さんがタクシーに乗りやすいシチュエーションをどれだけ作れるか」、これがその日の売り上げを左右する大きな要素になるのです。一度や二度行うだけでは大して変わりませんが、数え切れないほど行うことで着実に売り上げは伸びていきます。黄色になったら減速しそのまま赤になって停車する、歩行者用信号の動きで速度調整するなど、色んなテクニックを駆使して信号の先頭で止まれるようになりましょう。

アイコンタクトを身につける
お客さんがタクシーの乗りたい時、その人が必ずしも手を上げているとは限りません。場合によってはタクシーが走っているのに気づかず、よそ見をしていることもあるでしょう。視野を広く保ち、お客さんを誰よりも早く見つけ、「こんにちは、あなたを乗せたいです」とアイコンタクトを送ることができれば、一人でも多く乗せることに繋がるのです。アイコンタクトを送るためには、車の速度にも注意をすることが大切です。車の速度を上げるほど視野が狭くなるので、お客さんとアイコンタクトがしにくくなります。安全運転でゆっくり走り、お客さんを見逃さないように目を配ると同時に、お客さんを見つけた時は目と目で会話しながら、利用者に「乗せることができる」というアピールをすることが大切です。