これからタクシードライバーに転職しようと考えているタクシー初心者にとって、志望動機にはどのようなものが多いのでしょうか。おそらく最も多いのは人間関係に悩まされることが少ないという点でしょう。タクシー会社も一つの会社組織である以上、トップには社長や取締役もいますし、上司に当たる管理職もいれば経理の担当者、事務の職員などもいます。そういう点ではさほど大きな変わりはありません。ですがドライバーという仕事をするにあたっては基本的に一人です。隣に上司がいて常に見張っている訳ではありませんし、仕事のできない部下の指導に悩まされることもありません。タクシードライバー初心者であっても、このような人間関係の点でメリットに感じ、志望動機として大きいと思っている人は多いでしょう。
ただ、確かにドライバーとしてハンドルを握っている時間は一人ではありますが、お客さんを乗せて目的地まで運ぶという意味では接客業の一種であることも忘れてはいけません。全くの人間嫌いではタクシードライバー初心者の志望動機としてどうかと思われますし、やはり同僚とか、会社の事務職員などともうまくコミュニケーションが取れるに越したことはありません。いつどこでお客さんを乗せやすいかなどといった情報は同僚とのコミュニケーションで得られることも多いでしょうし、配車依頼を回してくれるのは会社にいる担当者であったりします。もちろん四六時中人間関係ばかり考えている必要はないものの、必要なときにはそれなりにやっていけるくらいのスキルはあった方が良いのは間違いありません。
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この他の志望動機としては、頑張りが給料にそのまま反映されることを挙げる人も多いです。タクシードライバーは、初心者であっても歩合給制が取り入れられていることが普通で、売り上げの多さがそのまま自分の給料に直結します。いまいち曖昧な評価しかされないことの多い会社では、ここで頑張っても別に給料もボーナスも何も変わらず、ただ上司の命令だからというモチベーションの上がらない理由で仕事をしている人もいるかもしれませんが、タクシードライバーの場合はそういうことがありません。歩合給制の場合、売り上げの約60%程度が自分の給料になることが多く、ここでもう1時間、もう1日頑張ってお客さんを乗せればそれだけ自分の自由になるお金が増えると即座に実感することができるようになっています。これも大きな志望動機になるでしょう。