地方で初心者がタクシー業務で売上をアップするには

近年では、UターンやIターンといった都市部から地方へ転職する方が着実に増加しています。東京といった大都会は生活には便利ですが物価が高いこと、自然が少ないことなどから、地方のゆったりとした雰囲気の中で仕事をしたいという若者もいます。地方で働く業種として、最近ではタクシー業界を選ぶ人も増えています。人口減少の中利用客も減っているのに、転職先として大丈夫なのかと思うかもしれません。しかし地方によっては、近年外国人観光客が増加していたり、高齢化で免許を返納した方向けにタクシーやバス利用の際の割引補助を提供する自治体の存在、あるいは介護や保育サービスとタクシーの送迎サービスを掛け合わせて提供するタクシー会社などさまざまな観点でタクシー需要が増えているのです。

とはっても、地方のタクシー会社に転職したばかりの初心者が大きな売上をあげることはなかなか難しいのが現実です。そうした初心者でも売上げをあげる即効性のあるコツが実はいくつかあります。まずは、流しでお客さまを拾うのではなく、ピンポイントで待機し乗客を拾うことに徹することが重要です。地方では、タクシーを利用する乗客が現れる場所は限られます。例えば、工場や事務所が集積している企業団地などでは駅までの利用者が多いのが一般的です。また病院やショッピングモールは自家用車の来訪者が多いイメージがありますが、高齢者の方はタクシーやバスを利用する傾向があります。

また、都市部から出発した通勤列車の終着駅となっている地方の駅では乗り過ごした乗客が駅前に多く存在する場合もあります。このように、場所と時間帯を把握し、ピンポイントで待機することで初心者であってもお客さまを獲得することが可能です。列車やバスの本数の少なさを有効活用する手もあります。地方においては、バスに乗り遅れると次のバスは1時間後といったケースは往々にしてあります。このような乗り遅れた乗客の需要を呼び込むことができれば、乗客から感謝されるだけでなく、もちろん売上向上にもつながるのです。

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夜間の残業が多い会社の前で待機することも一案でしょう。少し規模の大きい地方都市であれば、官庁街などは夜遅くまで仕事をしている人がいます。一方で、終電の時間が早い地方にとって、深夜のタクシー需要は少なからずあるものです。このような需要も漏れなく対応することが売上増につながります。これ以外にもさまざまな地方でタクシー乗客を獲得する方法はありますので、自分ながらのノウハウを業務を通じて蓄積していきましょう。