タクシードライバーは、運転してればいいという生半可な気持ちで転職しようとしている人にいいます。その考えで転職するのは反対します。特に転職活動や再就職活動初心者の人は、直ぐに内定をもらえると思っていると思いますが、求人広告が頻繁に出ているということは、それだけ人員の入れ替わりが激しいです。
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まず、人を乗せての仕事ですので、常に人命を預かっているという自覚を持たなければなりません。この自覚があるかないかで稼げるドライバーか稼げないドライバーかで別れます。稼げるドライバーは安全丁寧正確な運転をしますので、固定客をつかめやすく、その固定客が多ければ歩合も増えて給料も必然的に増えます。逆に稼げないドライバーは、乱暴な運転、スピードを出しすぎるなど乗っていて不快な運転をします。そのようなドライバーに固定客などつくわけがなく、当然売り上げも悪くなります。つまり、自分の行いがそのまま給料に帰ってきますので、プロドライバーとしての自覚がない人には向かないと言い切れます。
次に、不特定多数の人を相手にする仕事ですので、臨機応変に対応をしなければなりません。この臨機応変に対応できるかどうかも売り上げに大きく左右されます。タクシードライバーといいましても、ただ単に運転するものではなく接客業も加味しています。この点をタクシー業界初心者の人はいまいち理解していない点です。丁寧な接客をするドライバーは固定客をつかめますし、ランクもあがります。このランクというのがタクシードライバーにとりましてはとても重要なものであり、このランクが上がれば客待ちの場所が増えたり各種手当も増えます。逆にランクが低ければ、いつまでも給料が低いままです。
そして、個人タクシーを開業するにも、実績を残さなければなりません。個人タクシーを開業したいと最初から考えている人は、入社してから直ぐに安全性格丁寧な運転ときめ細やかな運転を心がけて、数年後には独立開業をします。志が高くタクシードライバーになる人は、このような人が多いです。
かつては稼げたタクシードライバーも、現在ではそこまで稼げません。むしろ、リストラに遭った中年サラリーマンが再就職しやすいと考えて応募してくる人が多いです。しかし、そのようなタクシー業界初心者ほど志が低く仕事もいい加減です。このような考えの人は、タクシー業界への再就職は反対だと言えます。最もタクシードライバーは歩合制ですので、そのような人は給料はかなり低くなります。反対に志が高い人にはお勧めします。